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成熟した社会では情報はきちんとオープンに、映画「100,000年後の安全」

ドキュメンタリー映画「100,000年後の安全」(英語原題:Into Eternity)は、2010年製作の放射性廃棄物処理を扱う映画です。

フィンランド(ユーラヨキ)のオルキルオト島にある放射性廃棄物処理施設(オンカロ)が廃棄物で満杯になった100年後までに発生する安全性の確保だけでなく、安全なレベルに達するまで10万年かかるとされる放射性廃棄物の危険性を、後世の人類や知的生命体に伝えることの難しさを説いたドキュメンタリー映画です。

オルキルオト原子力発電所(Olkiluoto Nuclear Power Plant)/ Wikipedia
オルキルオト原子力発電所(Olkiluoto Nuclear Power Plant)/ Wikipedia

東日本大震災から3年、原子力発電や原子力政策について、紋切り型のスローガンや情緒的な感情ではなく、冷静に事実やデータを公開、何より透明性を確保して、そして世界の先進技術や原発政策について取り入れる勇気と英断が必要です。

エネルギー政策は、100%正しい政策はないですし正解はないのです。

技術革新やブレークスルーなど状況が変われば素早く見直しすれば良いのです。それが成熟した民主主義社会だと思います。

このドキュメンタリー映画は、原発に賛成、反対の方も必見です。

情報公開や透明性、民主主義のあり方など、こういうドキュメンターを製作できる日本国になってほしいのです。

マイケル・マドセン監督は、この映画に政治的な意図はなく、環境系ドキュメンタリーにありがちな演出も避けています。

フィンランド、ネット接続を「国民の基本的権利」に(2010年)


民主制は最悪の政治形態と言うことが出来る。


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