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極右暴力の新しい脅威へ世界の連帯を呼びかけ(NZ首相)

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3月20日、50人が亡くなったニュージーランドのクライストチャーチのモスク(イスラム教礼拝所)銃撃事件を受けて、BBCのインタビューに応じたジャシンダ・アーダーン首相は、人種差別的な右翼イデオロギーを撲滅するため、世界が連帯する必要があると呼びかけました。

“Diversity is Beauty” poster at Christchurch mosque shooting memorial, Thursday 21 March 2019 / Wikipedia

首相は「移民の増加」によって人種差別が加速しているという意見に反論し、「ニュージーランドを選んで暮らすようになった人たちを守る仕組みを作ったからといって、それがこのような思想を許す環境づくりにつながったなどという考えは、真っ向から否定する」と強調しました。

事件の直前に容疑者がオンラインに投稿した文書を読むと、いかに「オルタナ右翼」の有害な文化にまみれていたかがよく分かるそうです。ネット上に表出する白人国粋主義イデオロギーは、憎悪にまみれた表現や画像を積極的に拡散しながら、真正面から過激主義だと非難されないように逃げ道を作っています。

Members of the public outside the Christchurch Botanic Gardens on 18 March 2019 / Wikipedia

このモスク襲撃から間もなく、ほとんど何を書いても許される掲示板の 8chan4chanでは、被害者へのお悔やみの言葉も多少ありましたが、ほとんどは銃撃を祝福したり、もっとやれとあおったりするおぞましい罵詈雑言で埋め尽くされたそうです。「この攻撃が白人国粋主義の動きに悪影響を与えるのではないかという懸念の声もあります」と述べています。(マイク・ウェンドリング、BBCトレンディング)

(英語記事 Christchurch shootings: The rising new threat of far-right violence

The Crying Kiwi cartoon / Shaun Yeo(Wikipedia Commons)

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