2月17日、Amazonの CEOで世界トップの資産家でもあるジェフ・ベゾス(Jeff Bezos)氏は、気候変動と闘うために100億ドル(約1兆1,000億円)の基金「Bezos Earth Fund」を設立すると、Instagram(jeffbezos)で発表しました。(下記インスタ)
- Jeff Bezos Commits $10 Billion to Address Climate Change(2/17 The New York Times)
ベゾス氏は「気候変動は地球にとって最大の脅威です。私たち全員が共有するこの惑星に対する気候変動の壊滅的な影響と闘うために働きたい。」と述べています。さらに「このグローバルなイニシアチブは、科学者、活動家、NGOに資金を提供します。自然界の保護に役立つ可能性を提供するあらゆる努力です。地球を救うことができます。大企業、中小企業、国家、グローバル組織、個人から集団行動を起こすでしょう」としています。
私は「100億ドルの拠出を約束、この夏に助成金の発行を開始します。地球は私たち全員に共通する唯一のものです。一緒に保護しましょう。」と呼びかけています。
ベゾスCEOは、Microsoftの創業者であるビル・ゲイツ氏が設立したファンド Breakthrough Energy Ventures(BEV)に参加していますが、今回設立された「ベゾス地球基金」は従来のファンドとは独立したものとなっています。Amazonの広報担当者によると、新たな基金の資金源はベゾスCEOのポケットマネーだそうです。
ブルームバーグの億万長者指数によると、ベゾス氏が100億ドルをすぐに使い切ったとしても、彼は依然として世界で最も裕福な人であり続けるでしょう。今月、ベゾス氏は規制当局の申請書によると、事前に取り決められた取引計画の一環として、40億ドル以上のAmazon株を売却しました。Amazonは株式の売却についてコメントすることを拒否しました。