2016年の最低映画を決定する第37回ゴールデンラズベリー賞(ラジー賞)が、第89回アカデミー賞授賞式を翌日に控えた2月25日に発表されました。
二大ヒーローの映画初共演を描いた「バットマン vs スーパーマン」と、米国で賛否両論を巻き起こしたヒラリー・クリントン氏のドキュメンタリー映画 Hillary’s America: The Secret History of the Democratic Party(ヒラリーズ・アメリカ:ザ・シークレット・ヒストリー・オブ・ザ・デモクラティック・パーティー)が、それぞれ最多の4部門で受賞しました。
最低作品賞に選ばれたのは、ヒラリー氏の汚れた真実と民主党の隠された歴史を分析するとうたい、大統領選を前に公開されたドキュメンタリー「ヒラリーズ・アメリカ:ザ・シークレット・ヒストリー・オブ・ザ・デモクラティック・パーティー」です。本作を手掛けた作家の Dinesh D’Souza(ディネシュ・ドゥスーザ)は、最低男優賞と最低監督賞を受賞しています。最低女優賞にも輝き主要部門をほぼ独占しています。
最低映画の称号は免れたましたが、映画「バットマン vs スーパーマン」も最低脚本や最低リメイク、パクリ、続編映画に選ばれる結果になっています。
不名誉からの復活を果たした人物に贈られるラジー名誉挽回賞は、メル・ギブソンが受賞しています。こちらは10年ぶりの監督復帰作「ハクソー・リッジ」が見事アカデミー賞6部門にノミネート。メル自身も監督賞候補に選ばれており、納得の選出となっています。
- Hillary’s America: The Secret History of the Democratic Party (2016)(IMDb) Rating: 5.6