映画やテレビなどの撮影技法としてダッチアングル(The Dutch Angle)があります。主に不安や恐怖感を表現したいシーンが多いようです。
カメラの水平を傾けて撮影するので、傾斜角度によりますが、映像を観る人に生理的な違和感を覚えさせて、惹きつける心理効果もあります。過去の映画から「ダッチアングル」シーンの傾斜角度を計測して編集した面白いムービーが公開されています。

これらの各シーンは、印象的ですがその映画を代表するような名シーンにはならないのが面白いですね(^^)「ダッチアングル」は、対象物がない空中や宇宙空間を除いて、演出意図と演出効果を高めるようにさり気なく採用すべきです。
新しい表現を強調したいがために、この「ダッチアングル」を多用した本末転倒のテレビドラマがあったことを思い出しました(^^)
90度も傾けると明快で楽しくなりますが・・(笑)
- How the Dutch Angle Turns Cinema Around(Fandor.com)
スタンリー・キューブリック監督は、写真雑誌の見習いカメラマン時代に数多くの映画を観て過ごし、セルゲイ・エイゼンシュテイン、チャールズ・チャップリンから多大な影響を受けています。映画の撮影に多用したのが「広角レンズ」と「一点透視」です。観る人を惹きつけ、吸い込まれるような視覚効果があり、その撮影手法はジェームズ・キャメロン監督やスピルバーグ監督などにも影響を与えています。