杉原千畝(すぎはら ちうね、1900年(明治33年)1月1日 – 1986年(昭和61年)7月31日)さんは、日本の官僚、外交官でした。
第2次世界大戦中、リトアニアのカウナス領事館に赴任していた杉原さんは、ナチス・ドイツの迫害によりポーランドや欧州各地から逃れてきた難民たちの窮状に同情。日本の外務省からの訓令に反して、大量のビザ(通過査証)を発給し、およそ6,000人にのぼる避難民(多くがユダヤ系)を救ったことで知られています。
東京都内の公立図書館などで「アンネの日記」や、杉原千畝さんの伝記などが大量に破られる事件があり、BBCやCNN、New York Times、WSJなどが報道、海外の主要メディアが事件を取り上げています。
ユダヤ人の迫害に関する本だけを毀損するという行為には、ショックを受けるともに悲しい気持ちにさせられます。
国際ホロコースト記念日の1月27日、ナチス・ドイツによる第2次大戦中のホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)の犠牲者を追悼する行事が国連本部で行われました。
映画「シンドラーのリスト」監督のスティーブン・スピルバーグ氏(67)が「この惑星上にはいまでも虐殺が私たちの身近なところに存在する」と警鐘を鳴らしたばかりです。
ヤド・ヴァシェム(ヘブライ語とイディッシュ語:יד ושם Yad Vashem)は、ナチス・ドイツによるユダヤ人大虐殺(ホロコースト)の犠牲者達を追悼するためのイスラエルの国立記念館です。杉原千畝さんは、1985年(昭和60年)にヤド・ヴァシェムより「諸国民の中の正義の人」の称号が贈られています。
このヤド・ヴァシェム(www.yadvashem.org)には、杉原幸子(すぎはら・ゆきこ)さんが「ビザの発給」について語った下記の動画があります。
- Chiune Sempo Sugihara(Yad Vashem) 領事館、家族の写真など
- Wife of Righteous Among the Nations Sempo Sugihara of Japan(下記のYouTube)
- 杉原千畝記念館(公式サイト) 岐阜県八百津町
- Chiune Sugihara Memorial Hall(en:Wikipedia)