世界初の商用コンピュータ「UNIVAC」。1951年にレミントンランド社(現Unisys)が発売したシステムです。
ENIAC(エニアック)と比較して真空管の本数は3分の1以下の5200本。メモリには100本の水銀遅延管を使用して、10,000本のダイオードを搭載しています。
重量はなんと7.2トン。
入出力装置には、初めて磁気テープが搭載され、プログラム内蔵方式で、1秒間に10万回の加算が可能だったそうです。
価格は、1台目が159,000ドル、2, 3台目が250,000ドル、最終的には47台販売されています。当時、コンピュータといえばUNIVACと言われるほど普及しました。
日本にもその第29号機が(株)東京電力に輸入され、昭和36年~昭和43年まで主に従量電灯計算などの大量データ処理に使用されています。(Wikipediaから)
100ドルPC(OLPC)プロジェクトが、2012年にも登場させるタブレットPCを公開しました。
はるかに性能が高いパソコンの目標価格は一台75ドル。
コンピュータは60年余りでここまで進化しました。
- One Laptop per Child’s XO-3(Flickr)
この飛躍的な技術革新(technological innovation)の間に、日本の政治や経済/社会/教育/経営システムはイノベーションを遂げているのでしょうか?
技術的なイノベーションと比較して、あまりにも旧態依然とした組織や法律、制度システムが多いと思いませんか。