一年間の来館者数が世界一を誇るルーヴル美術館で、来館者は「どの様な作品を訪れているのか?」「どの様な経路を通っているのか?」そして「どの作品に何分くらい費やしているのか?」など、来館者行動データを収集して分析した面白いプロジェクトが公開されています。
クロワッサン(cruasan)をこよなく愛すバルセロナ在住建築家の Yuji Yoshimuraさんとルーヴル美術館のコラボレーション・プロジェクト、 MITの協力で Websiteで公開されています。
Bluetoothセンサーを用いたデータ収集法を採用して、今までは非常に困難だった大規模美術館内における、来館者の行動データを自動収集することが可能となったそうです。また、これまでは知られていなかった来館者の行動パターンを抽出し、「それら来館者の行動が如何に空間構造に影響を受けているか」、掘り下げることを試みています。面白いですね(^^)
論文では「短時間滞在者(1時間30分以下の滞在)と、長時間滞在者(6時間以上)の館内行動は、我々が想像するよりも遥かに類似しているということが指し示された」そうです。興味深いデータ分析プロジェクトは下記でご覧下さい。
- ルーヴル美術館、来館者調査/分析:学術論文第一弾、出ました!(地中海ブログ)
- 美しい情景、将来の創造力が育まれています。(Nobuyuki Kokai)