ロシアの北極圏地方にある小さな村ヌイダ(Nyda,ロシア語:Ныда)の海岸に、突如無数の巨大な雪玉が出現しました。雪玉の大きさはテニスボールからバレーボール、そして、直径90cmもある巨大なものまであります。誰かが雪合戦のため作った(笑)
約18キロメートルにおよぶ海岸線に大小の雪玉が敷き詰められた光景は、地元の人たちも初めて見たそうです。地元ヌイダの人たちによれば、この雪玉が現れたのは10月末ごろですが、この地方に雪玉をつくる大雪はなかったそうです。
無数の白い雪玉を見た人は一様に驚き、テレビや新聞でも話題になっています。面白い光景ですね(^^)
雪玉ができる現象は、オビ湾の海面上昇で海岸線は氷で覆われ、その後、水がゆっくりと後退し始め氷片が砂浜に残ります。湿った砂上で氷片は風の作用でころがりながらボール状になったようです。
北極と南極研究所(Arctic and Antarctic Research Institute)のスポークスマンは「まれに起きる自然現象で、海岸線の形状や温度が影響、そして最初の氷で覆われた状態と風の相互作用が雪玉を作ります」と語っています。
2014年に米ミシガン湖で同様の現象が発生しています(動画参照: 2014/01/08 YouTube)
- Anyone for a snowball fight?(Siberian Times) 記事と写真4枚
- The Siberian Times(Facebook) 写真4枚