2014年に Googleが車体から自社開発した「Google Car」は、ハンドルもペダルもない2人乗りの可愛らしいスタイルからコアラカー(koala car)とか、ガムドロップ(gumdrop)と呼ばれていました(^^)
Alphabet傘下の Waymoでは、ホタル(Firefly)の愛称で呼んでいたようですが、この先進的デザインの完全自動運転車ホタル(Firefly)の開発を終了すると発表しています。
これからは、Fireflyの自動運転システムを引き継ぎ、性能を大幅に向上させた新型AIプラットフォームを搭載して、「手動・自動切替え」が可能な量産車クライスラー・パシフィカ(Chrysler Pacifica Hybrid minivans)の開発に注力していくことを発表しています。
可愛らしいコアラカーの走る姿は、人工知能(AI)の自動走行車というハイテクイメージを和らげ、子どもや障害者、お年寄りに優しいテクノロジーとして定着させたように思います。
もちろん自動運転に必要な走行データの蓄積や、ハードウェアやソフトウェアの向上にも寄与しています。
何台かの Fireflyは、カリフォルニア州のコンピュータ歴史博物館と、ロンドンのデザイン・ミュージアムに展示されているようです。少し寂しいですが、未来ではこのデザインが復活するかも(^^)
- From post-it note to prototype: The journey of our Firefly(Waymo / Medium)