ジェームズ・ダイソン氏(Sir James Dyson、1947年生まれ)が、Wired.com に寄稿したコラムをもとにしています。同氏は、紙パック不要のデュアルサイクロン掃除機の発明者として著名です。
発明家の道というものは、うめき声と、拳を叩き付けるような障害と、絶え間ない失敗でいっぱいだ。
「ああわかったぞ!」と、瞬間的に発明ができるようなことはあり得ない。進歩は、失敗から学ぶことからのみ生まれる・・・・・。
コラムでは、失敗に関してエジソンの有名な言葉を紹介。「失敗ではない。うまく行かない方法を一万通り発見しただけだ」。・・・いい言葉ですね(^^)
一万通りの解決法を思いつき試すのですから、素晴らしい思考力と発想力ですね(^^)
失敗から学ぶ能力と試行錯誤は、子供のころに学ぶべき大切なスキルだ。最近の研究によると、新しいことを自らの力で学ばせることにより、子供は創造性が育成されるという。直接的な指導の場合は、子供の好奇心は減少し、新しいことを発見する可能性は低くなる。
残念なことに、社会は失敗に対して寛容とはいえない。
しかし失敗を罰しても、発明の気風がそがれるだけだ。標準を教え込み記憶させる学習では、創造的な思考が阻まれ、新しいアイディアが生まれてこない・・・。(ジェームズ・ダイソン)
- ジェームズ・ダイソン財団(Website)
日本は先進国で「知的創造立国」を目指すならば、記憶力、暗記力よりも思考力、創造力を高める教育や人材育成に比重を移すべきです。(受動的、優秀な人ばかりで、成長できますか?)
- 失敗のすすめ:ジェームズ・ダイソンのコラム(Wired.jp)