1月20日に米国のバイデン-ハリス政権が発足して、ホワイトハウスの公式サイトも刷新されました。この公式サイトのHTMLソースコードに「あなたがこのメッセージを読んでいるのなら、我々はあなたの助けを必要としている」というコメントが記述されています。普段は技術者でなければ見ないので、デジタル人材に対するターゲット求人広告と言えるのではと思います(^^)
- The White House(Whitehouse.gov)
- U.S. Digital Service(usds.gov)
あなたがこのメッセージを読んでいるのなら、我々はあなたの助けを必要としている(If you’re reading this, we need your help building back better. https://usds.gov/)
building back better(より良い復興、再建)はバイデン-ハリス政権のスローガンです。デジタル技術者を募った米国デジタルサービス(U.S. Digital Service)は、オバマ政権時代の2014年に設立され、政府の電子化に伴うサービス改善を担っています。雇用任期は通常で1~2年、身元調査と薬物検査に合格した米国市民が条件ということです。
- ホワイトハウスがサイト刷新、「技術者求む」の隠れメッセージ(1/20 ロイター)
サイトに限らず秘密のメッセージや隠しコマンドを忍ばせるユーモア、遊び心は楽しいですね(^^) Classic Mac OSの時代に、リソースフォーク(resource fork)を簡単に編集できる ResEdit(無償)がありました。アイコンやマウスカーソル、メニューのグラフィックやテキストなどのGUI環境を編集するツールですが、有名なPhotoshopにはプログラマーのチャット、打合せや、バグ、嘆き、愚痴などの隠しメッセージ欄があり、楽しく見ることができました(^^)
CD-ROMやDVDのコンテンツ作成には、マクロメディア・ディレクター(Macromedia Director)を使用していました。LINGO(リンゴ)というスクリプト言語を使い、より複雑な制御を行ったり、タイムラインによらないアニメーションなどを実現していました。
私も制作したCD-ROMに隠しコマンドを設定して、秘密のメッセージを表示させたり、デバッグモードに移行させたりしていました。開発したデジタル技術者だけの秘かな楽しみでしょうか(^^)