米大手書店チェーンのバーンズ・アンド・ノーブル(Barnes & Noble, Inc.)は、本がハードカバーからペーパーバック、そして電子書籍へと変わっていくにつれ、自社の大転換を図っています。
いまや本のダウンロードや、電子書籍リーダー(Nook)とアプリケーションの販売業者に転換しようとしています。
書店には、ほぼ選択の余地はないようです。
今日では、ネット書店「バーンズ・アンドノーブル・ドットコム(BarnesandNoble.com)」の顧客は、デジタルブック3冊に対し、従来型の書籍1冊の割合で購入しています。
2011年4月期通期決算では、既存店売上高は前年度比0.7%増加し、従来型の書籍売り上げの減少を補って余りあるものとなっています。
リバティメディアが、バーンズ・アンド・ノーブルに10億ドルの買収提案をしています。バーンズ・アンド・ノーブルのデジタル戦略が魅力的のようです。
米書店チェーン2位で、2月に米連邦破産法11条の適用を申請し、再建を目指していたボーダーズが、今秋までに清算されることに。現在残っている全米399店舗は閉店となり、およそ1万700人の従業員は全員解雇されます。
- 米書店大手ボーダーズが完全閉店へ、失敗の原因は何か(IBTimes)
米国唯一の書店チェーン大手となるバーンズ・アンド・ノーブルや他の書店チェーン、個人経営書店なども、お客さんが積極的に本を買えるように改革を進めなければ、ボーダーズと同じ道をたどることになるようです。日本国内ではネット書店が乱立、読者の利便性向上や文化の発展に寄与するのでしょうか。
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