子どもの人身売買を描くショートフィルム「The Rabbit Hole」があります。タイトルは不思議の国のアリス(Alice’s Adventures in Wonderland)のアリスが、「ウサギの穴」に落ちていろんな冒険をすることに由来した「特に抜け出すのが難しい状況」を意味しています。姉妹の夢を実現するためには多くの困難な現実があります。
- The Rabbit Hole(SOS International)
- tao/s Expose the Dark Actuality of Child Trafficking & Exploitation in Social Justice Short ‘The Rabbit Hole’(Directors Notes)
ショートフィルム「The Rabbit Hole」は、子どもの人身売買を描いていますが、どこにでもある普通の生活として表現しています。このショートフィルムに恐怖や怒り、そして感情的なシーンはありません。毎日、そこに住んでいる人々にとって「それはどれほど普通なことか」として描いています。
現在から過去に遡りながら、視点は犯罪者の側です。「子どもの人身売買」が、平凡な日常風景になっている状況こそが「最も恐ろしいこと」であると、この作品の制作意図を述べています。
Trigger Warning: This is a film depicting the harsh realities of trafficking. Viewer discretion is advised.
The Rabbit Hole from tao/s on Vimeo.
制作したのは、ロサンゼルスを拠点に活動しているディオのディレクター tao/s(Aaron & Winston Tao)です。社会的、人道的な問題を、確かな説得力と感情に訴えるシナリオ、映像作品で知られており、多くの映画祭にもノミネートされ受賞しています。
- tao/s(Website)
- Who Traffickers Target(SOS International)
—YouTubeでも観られます。