死の間際に人生を儚み、世を去る人間の嘆きにつきあい、膨大な数の魂を管理するのに、昔ながらの台帳を使うといったアナログな効率の悪さに手を焼く死神のお母さん。
見るに見かねた息子が、21世紀なんだし、死神の仕事も ITを導入すれば・・?と、パソコンを使って、カンタンに魂を奪うことを提案します。
人の一生の幕切れは、そんなに味気ないものではないと語ります。死神としての仕事に誇りを抱き、人を死なせることに美学を抱くお母さんは、提案に反対します・・・・。
死の間際に訪れて、魂を奪う死神は、裏を返せば、その人の寿命が訪れるまで、キチンと生かして、見守る存在でもあるんですよ…という逆説の発想を、愛らしく描いてくれた作品です。
南フランスのモンペリエにあるアートスクール エズマ(ESMA = Ecole superieure des metiers artistiques)で、CGアニメを学んだ4名の学生 (Gaelle Lebegue, Ness, Mathieu Vidal, Nicolas Villeneuve) が、卒業製作の課題として、共同で製作したショート・アニメです。
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