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National Geographic のアーキビスト(Archivist)ドキュメンタリー

アーキビスト(Archivist)は、永久保存価値のある情報を査定、収集、整理、保存、管理し、閲覧できるよう整える専門職を指します。

1888年創刊、ナショナルジオグラフィック(National Geographic)の Bill Bonner(ビル・ボナー)さんは、アーキビストとして31年の間に数十万もの写真を見て、整理し意味付けを行って来ました。

Meet Our Vintage Collection Archivist, Bill Bonner / National Geographic
Meet Our Vintage Collection Archivist, Bill Bonner / National Geographic

彼は、ナショナルジオグラフィックのヴィンテージコレクション(約800万画像)を見守っています。

写真は、1900年代初頭からの手彩色写真コレクションです。

ビル・ボナーさんは、ワシントンの本部の地下に冷たい窓のない部屋で、ほとんど一人で日々を過ごしていても、偉大な財産の写真アーカイブがあるからこそ会社も発展していると言います。

興味深いドキュメンタリーです。

アーキビストや公文書館の先駆けとなったイギリス、フランスを始めとするヨーロッパ諸国、アメリカ、カナダ、オーストラリアなどには、大学院や国立アーキビスト養成学校が存在します。

日本では、アーカイブ学は歴史学の補助的学問だと思い込み、アーキビストを歴史資料館や博物館の学芸員のように考えるきらいがあります。

また、日本人の間で公文書保存の意識が希薄であるのは、一つは情報公開国民の知る権利、市民オンブズマンといった民主主義的概念が近年まで社会に浸透していなかったためであると考えられています。

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