メアリー・ミーカー(Mary Meeker)は、1986年から2010年までウォールストリートの証券アナリスト。モバイル系を含むインターネット分野における第一人者です。
1981年にデパー大学で心理学における学士号を、また1986年にコーネル大学で金融における経営学修士号(M.B.A)を取得しています。
12月3日、2011年からクライナー・パーキンス(KPCB)のアナリストとなったメアリー・ミーカーは、スタンフォード大学で毎年恒例となったインターネット動向のレポート発表を行っています。
現在世界で約50億人といわれる携帯電話利用者のうち、スマートフォン利用者がわずか10億人であるとして、さらに大きな成長の可能性があると説明しています。(資料は下記)
2012年の終わりに、これまでのビジネス動向の確認と、これからの成長やイノベーション動向について考察することは有意義だと思います。
2013年にもグル―バル市場では、インストール台数ベースでモバイルデバイス(スマートフォン+タブレット)が、PC(デスクトップ+ノートブック)を追い抜くと予想されています。
広告やショッピング、コンテンツやマーケティングなどのビジネスも変化し、米国がモバイル後進国からモバイル先進国に変身していることも分かります。
同氏によれば、すでに文書ファイルや音楽データなど、あらゆる情報を物理的に所有する代わりに、デジタル化してクラウド上で管理する傾向が目立つということです。
そして自動車から住宅まで、今後は様々なものを共有する経済が繁栄するだろうとの見通しを示しています。興味深いですね(^^)
- 「所有しないスタイルへ」メアリー・ミーカーの動向レポート(Wired.jp)
- クックパッド2Q過去最高の売上高、スマホからのアクセスが急増(MarkeZine)