3月14日、国連と米コロンビア大学が設立した「持続可能な開発ソリューション・ネットワーク(SDSN)」と、同大学地球研究所は最新の「世界幸福度報告書2018」を発表しました。
昨年5位だったフィンランドは、1位だったノルウェーを抜いて首位となっています。3位以下は、デンマーク、アイスランド、スイス、オランダ、カナダ、ニュージーランド、スウェーデン、オーストラリアと、上位10位は北欧諸国が引き続き大きな割合を占めています。
幸福度ランキングは、一人当たりの国内総生産(GDP:濃紫)、社会的支援(Social Support:赤色)、健康寿命(healthy life expectancy:橙色)、社会的自由(freedom to make life choices:黄緑)、寛容さ(Generosity:緑色)、汚職の無さ・頻度(Perceptions of corruption:青色)、ディストピア+残余値(Dystopia (1.85) + Residual:薄紫)を分析して積算しています。
主要国(2017年)では、米国は18位(14位)、ドイツ15位(16位)、英国19位(19位)、フランス23位(31位)、イタリア47位(48位)となっています。お隣の韓国は57位、ロシア59位、中国は86位でした。日本は54位で昨年の51位から後退、相変わらず先進7カ国(G7)で最低になっています。
今年の報告書では移民の幸福度にもスポットを当てています。幸福度上位10位の国は、移民の幸福度ランキングでも11位以内に入り、フィンランドは移民の幸福度も首位になっています。「移民の幸福度は、地元で生まれた人の幸福度と驚くほど一致する」と専門家は指摘しています。
- World Happiness Report(Website)
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