米インターネットサービスのAOL(アメリカオンライン)は、米インターネットニュースサイトのハフィントン・ポストを3億1,500万ドル(260億円)で買収することで合意したと発表しました。
一カ月間のアクセス数が合計1億1,700万件に上るメディアグループが米国で誕生します。
AOLは今回の買収を通じて、質の高いニュース、分析、娯楽を提供するという戦略を加速。同社は新メディアグループが全世界で2億7,000万人にサービスを提供することになるとみています。
ハフィントン・ポスト創業者 Arianna Huffington(アリアナ・ハフィントン)が、ニュース、技術、女性、地域、文化、エンターテイメント、ビデオ、コミュニティを含む全てのハフィントンポストと、AOLのコンテンツを統合した「新会社ハフィントン・ポスト メディアグループ」を統括します。
AOLは、1997年9月にCompuServeを、1998年にNetscape Communicationsを買収しています。
また、2000年に「世紀の結婚」などと言われたタイム・ワーナーとの合併でしたが、新興勢力の台頭の中で業績は伸び悩み、2009年12月9日にタイム・ワーナーと正式に合併を解消、独立企業として再出発していました。
メディア産業は、現在進行形で旧来メディアの衰退を背景に、スマートフォンや、電子書籍、電子新聞などデジタルメディア、IPTV、スマートTVなどサービス統合化を目指しています。
最近は米ITバブル時の「メディア・コングロマリット」とは異なる戦略と、企業の統合化を目指しています。
明らかにキーポイントはソーシャルメディアですね(^^)