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演算とメモリ機能の統合素子メモリスター(Memristor)

メモリスター(またはメモリスタ。memristor)は、通過した電荷を記憶し、それに伴って抵抗が変化する受動素子です。レジスター、キャパシター、インダクターに次ぐ、新たな受動素子として「第4の回路素子」と呼ばれています。

Memristor / Wikipedia
Memristor / Wikipedia

記憶素子としてフラッシュメモリより高速・低消費電力、DRAMより安価で省電力であるという性質を持っていると言われ、両方を置き換える可能性があります。

面積あたりの記憶容量もフラッシュメモリと比べて2倍にでき、放射線による影響も受けないというメリットもあります。

また、2010年4月には、メモリスターが論理演算装置としても使用できることを確認したとHPが発表しています。

最近、ムーアの法則の限界が予測される中で「人間の脳を模倣するコンピュータ」の開発が進んでいます。

Computers that mimic the brain | MconneX | MichEpedia
Computers that mimic the brain | MconneX | MichEpedia

「第4の回路素子」メモリスターでシナプス(Synapse)を構成するニューロコンピュータの開発が、各国の大学や研究所で発表されています。

Gigazineでは、国防高等研究計画局(DARPA)が資金援助する、米ミシガン大学でコンピュータ・サイエンスの助教授を務める Wei Lu 氏の指揮するプロジェクトを掲載しています。

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