10月12日、世界で初めて“Google TV”プラットフォームを採用し、1台でテレビ視聴、アプリケーション・インターネットコンテンツをシームレスに楽しめる Sony Internet TV の米国市場での導入を発表しました。
- 世界初、“Google TV”プラットフォーム採用、Sony Internet TVを米国で発売(ソニーニュースリリース)
過去にも「インターネットTV」は製品化されています。今までは、送り手(地上・BS・CS放送、CATV、インターネット、周辺機器)のコンテンツを切替える機能だけです。
成功していない「インターネットTV」、今回は、以下の三点から「情報の受け手」を主体とするディスプレイに変革しそうです(^^)テレビのイノベーション!
1、“Google TV” プラットフォームでは「自由なアプリケーション、WiFi」の追加で、視聴者(受け手)個人の情報ディスプレイ(テレビジョン)として、自由に表示させる(画面レイアウト変更、個人のタイムテーブル作成、留守番機能、コンテンツ配信の受信、決済など)ことが予想されます。
2、個人のライフスタイルでは、家庭内WiFi無線LANで接続される情報ターミナルとして、急速に家電ネットワークサービスも立上がりそうです。テレビ電話で公共・医療サービスに活用もいいですね(^^)
3、大きく期待しているのが、知的エージェント(Intelligent Agent)、個人秘書の役割をする人工知能プログラムです。私の趣向を学習して有益な情報を横断的(電波、ネット)に検索・蓄積・録画してアドバイスしてくれる「近未来インテリジェンスTV」への進化です。キーボードは不要ですね(^^)
放送局からの電波やネットコンテンツを視聴するだけのテレビでは、情報伝達・メディア資源の無駄が多すぎます。
テクノロジーの進化、ネットワークインフラ環境の進展など、テレビ本体とテレビ画面の本質が変化する時代になりました。情報サービスの本質やビジネスモデルも変化しそうです。
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