電気自動車の研究開発を進めている謎のベンチャー企業 Faraday Future(ファラディー・フューチャー)が、量産車の開発段階を終えて量産に移行するため、米ネバダ州ラスベガスの近くにある工業団地に取得した用地で生産施設建設の起工式を4月13日に開催する予定です。
90エーカー(約東京ドーム8個分)にも及ぶ、ネバダ州に取得した広大な土地に、屋根一面をソーラーパネルで覆った、電力を100%再生可能エネルギーから取得する、最先端の自動車工場を設置することを予定しています。
総投資額は10億ドル(約1090億円)で、投資規模ではテスラモーターズ(Tesla Motors)が、一部稼働を開始した電気自動車用リチウムイオンバッテリー工場「Tesla Gigafactory」に並ぶ、近年の米国内で行われた自動車用生産施設の投資額としては最大規模のものになる予定です。
Faraday Futureは、これまでに1台の自動車も販売したこともない企業です。投資家からの資金調達に頼ることなしに、ベンチャー企業と呼ぶには、あまりにもかけ離れた巨額の資金を動かすことで、これまで米国内の研究開発施設で、電気自動車の開発を進めてきました。
経営トップから全従業員までそのほとんどが米国人で占められている完全な米国企業です。ただし背景となっている巨額な資本力に関しては、中国人が提供してるものとみられています。
- Faraday Future(Website)
- 謎の電気自動車ベンチャー企業、ネバダ州で自動車生産施設の起工式・総投資額は10億ドル(1080億円)(Business Newsline)