米航空宇宙局(NASA)の「Image of the Day」や「NASA Videos」では、NASAが撮影した宇宙や天体、銀河、惑星、そして、美しい地球(ちきゅう、羅: Terra、英: Earth)の写真やビデオが多数掲載されています。PCやスマホの壁紙にされている人も多いのではと思います。宇宙から地球を観た多くの宇宙飛行士の方が「私たちの住む地球」に想いを寄せていますが、永遠に「美しい地球」であってほしいと思います。
私たち人類は、美しい地球を守るために何をすべきでしょうか? できない理由を上げればキリがありません。地球環境の保全を前に進める科学知識に基づく取組みを実行しましょう。人類全体の英知が必要です。
自然は私たちに明確なメッセージを送っています。私たちは自然の世界に危害を加えて、自らにも損害をもたらしています。生息地の劣下、生物多様性の減少は加速しています。気候崩壊は悪化しています。山火事、洪水、干ばつ、そして巨大暴風雨はより頻繁に発生し、より大きな損害をもたらしています。海の温度は上昇し酸性化し、サンゴ礁の生態系が破壊されています。
そして今、新型コロナウイルスが猛威を振るい、人々の健康と暮らしを損なっています。人間を大切にするために、私たちは自然を大切にしなければならないのです。私たちはグローバルな社会全体が進む方向を変える必要があります。(グテーレス国連事務総長)
- 世界環境デー(6月5日)に寄せる アントニオ・グテーレス国連事務総長メッセージ(6/5 国際連合広報センター)
環境の日(World Environment Day)は、1972年6月5日からストックホルムで開催された「国連人間環境会議」を記念しています。1972年12月15日に日本とセネガルの共同提案により国連総会で世界環境デーとして制定されています。