公益財団法人 アイヌ民族文化財団は、ラジオ講座、かるた、すごろく、また、オルシペスウオプ、デジタル絵本、自然図鑑、アイヌ語辞典など、さまざまなアイヌ語に関するコンテンツを作成してきました。これらを集約したアイヌ語ポータルサイトを開設しています。この中にあるアイヌ語動画講座では、多くの皆さんに「楽しみながらアイヌ語を学んでいただきたい」「もっとアイヌ文化のことを知ってもらいたい」というコンセプトのもとに、初心者向けのアイヌ語講座を動画で配信しています。
- アイヌ語ポータルサイト(アイヌ民族文化財団)
民族共生象徴空間=ウポポイは昨年7月に白老町に開業し、年間の入場者数で100万人を目標とする中、7月7日までのおよそ1年間で25万5,000人余りが訪れました。このうちおよそ2割にあたる5万7,000人は、全国から修学旅行などで訪れた小中学生や高校生だということです。
ウポポイを運営するアイヌ民族文化財団の齊藤基也運営本部長は「新型コロナウイルスの影響がのしかかる中、これだけ多くの方々に貴重で豊かなアイヌ文化に触れてもらったことは一定の成果があったと評価できる。ウポポイがアイヌ文化の扇の要となり、ネットワークの拠点として文化の継承・創造・発展に注力してきたい」と述べました。
ウポポイの中核施設の国立アイヌ民族博物館は、これまでに大学との学術協定を結ぶなどして研究や調査の体制強化を進めてきました。今後は学校の教諭を対象にした研修会を開くなどして、学校教育との連携にも力をいれていきたいとしています。
- ウポポイ1周年記念イベント開催(ウポポイ) 7月17日(土) 9:00~18:00
- ウポポイ開業まもなく1年 運営財団“学校教育と連携に注力”(7/9 NHK News)
口承文芸:再生リスト
アイヌ語かるたで遊ぼう!:再生リスト
しとちゃんねる: アイヌ文化発信の地。平取町「二風谷コタン」での生い立ち。(2021/06/26)