英国系パレスチナ人ジャーナリストのメディアン・ダリア(Medyan Dairieh)氏が、イスラム教スンニ派過激組織イスラム国(Islamic State: IS)を3週間にわたって取材/撮影した Full Length(42分32秒)のドキュメンタリーです。
- Medyan Dairieh(Facebook)
このドキュメンタリー「The Islamic State」は、米ニューヨークに本社を置く Vice Newsが公開したものです。
撮影されたのはイスラム国が掌握しているシリア北部ラッカ(Raqqa)で、その様子がこのドキュメンタリーで初めて明らかになってきました。
子ども対象の訓練キャンプでは、ある男性が「この世代の子供たちは、カリフの世代だとわれわれは考えている。この子たちは正しい教義を学んでいる」と語ります。そして「彼らは全員、イスラム国建設のため、そして神のために戦っている」と続けています。
報道によると、取材に同行したISの広報担当者アブ・モサ氏と、もう一人のIS関係者は、ドキュメンタリーに出演したことを理由に殺害されたということです。こうした残忍さを考えると、Dairieh氏がベールに隠されたIS内部に潜入できたことは、極めて異例といえます。
The Islamic State シーズン 1・エピソード 2)
- 「イスラム国」内部捉えたドキュメンタリー公開(AFPbb News)
- 勢力を拡大するイスラム国とサイクス・ピコ協定(Nobuyuki Kokai)