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インドが旧ソ連、米国、中国に次ぐ月面着陸を目指す

7月22日、インド宇宙研究機関(Indian Space Research Organisation: ISRO)は、インドの月探査機 Chandrayaan-2(チャンドラヤーン2)を南部アンドラプラデシュ州の宇宙センターから打ち上げました。探査機は20分ほど後に予定の軌道でGSLV-Mk IIIロケットから切り離され、打ち上げは成功しました。(動画を参照)

Chandrayaan-2 Mission Gallery / ISRO

サンスクリット語で「月へ行く乗り物」を意味する月探査機チャンドラヤーンは、2008年に打ち上げられたチャンドラヤーン1に続く2回目の計画で、9月に予定されている月面着陸に成功すれば、旧ソ連、米国、中国に次いで4か国目となります。

ISROは、インドの宇宙開発を担当する国家機関。バンガロールを本拠地とし、日本円にして約1,000億円の予算規模と約2万人の職員を抱えています。宇宙関連技術の開発とその応用を目的として、国内のみならず国外のペイロードの打ち上げサービスも行っています。

Chandrayaan-2 Mission Gallery / ISRO

今回の最大の目標は、インドが初めて実施する月の南極域への軟着陸です。Vikram(ヴィクラム)と名付けられた着陸機は、9月6~7日に南緯70度付近にある2つのクレーターの間へ着陸する予定です。ヴィクラム着陸機から6輪のローバー>Pragyan(プラギヤン)が放出され、月面を500メートルほど走行し探査を行います。

月面探査を巡っては、中国が今年1月、世界で初めて月の裏側に無人探査機(嫦娥4号)を着陸させました。一方、4月にはイスラエルが民間初となる探査機の月面着陸に失敗したと発表していました。

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