札幌の円山に住むかわいいおばけ、「おばけのマール」シリーズの第10作タイトルは、「おばけのマールとすてきなことば」です。ウポポイ(民族共生象徴空間)の誕生へエールを込めて刊行(4月24日)します。日本語・アイヌ語表記版のほかに、英語・ハングル・繁体字・簡体字が併記された多言語版も同時発売です。誕生15周年のマールは、たくさんのおともだちと、たくさんのことばに囲まれて、これからも歩いて行きます。
- おばけのマールとすてきなことば(中西出版)
多言語版のタイトルは Marl the Ghost and Some Beautiful Words (ISBN978-4-89115-377-9)です。別の本としてのお取り扱いになります。
中井 令(なかい れい)さんは、札幌在住の絵本作家、イラストレータです。絵本「おばけのマール」シリーズの絵を担当。その他、雑誌や広告、ホームページなどのイラストを手がけています。
中井さんは、「室蘭の小学生だったときに、先生が教えてくれたアイヌ語「モルエラン」が素敵に響いた。そして映画「キタキツネ物語」のキタキツネたちにつけられた名前の美しさに心が躍った。子供の頃に出会った言葉は一生忘れない。」と語ります。
札幌出身の絵本作家で詩人の「けーたろう」さんは「みんな なかよく かんたんだよ 「すてきなことば」が あるじゃないか」と述べています。
もっとたくさんのおともだちを探しに、はじめての場所を目指したマール。そこで出会ったおともだちと、どんな楽しいお話がはじまるのでしょうか。アイヌ語に親しみを込めて、アイヌ語の響きを世界中の子どもたちへ