ジェフ・クーンズ(Jeff Koons, 1955年1月 – )さんは、米国の現代アーティスト。キッチュなイメージを使った絵画や巨大彫刻などで知られています。いま現在、クーンズさんは熱狂的な支持と、辛辣な批判の両極端の評価を受けながら、そして作品は高額で落札されています。代表作の一つバルーン・ドッグ(Balloon Dog)は、ぱっと見ると、バルーン(風船)をねじって犬の形にしたように見えますが、金属製で高さ3m以上もある彫刻です。10代にサルバドール・ダリを崇拝したクーンズさんのアートの魅力とは・・・。
- Jeff Koons(Website) 公式サイト
- Jeff Koons(Google画像検索) 観たことがある楽しい作品(^^)
高さ12.4mの鉄の骨組みに種々の花々を植え込み、それを子犬(パピー)のウエスト・ハイランド・ホワイト・テリアの形に刈り込んだトピアリー彫刻作品パピー(Puppy.1992)です。写真は建築家のフランク・ゲーリーが設計したビルバオ・グッゲンハイム美術館に常設した Puppyです。
ウサギ(Rabbit)は 1986年のステンレス鋼の彫刻です。2019年5月のオークションで、9,110万ドル(約100億円)で落札されました。これは、存命する芸術家としては史上最高価格になります。
- 史上最高値の100億円! クーンズの「ウサギの彫刻」が浮き彫りにした、芸術の価値にまつわる根深い問題(5/29, 2019 Wired.jp)
- バルーン・ドッグで考える著作権法のオリジナリティ(2016年9月13日 弁護士 木村剛大/Kodai Kimura)
- 「祝・最高落札額! ジェフ・クーンズの華麗なる著作権侵害裁判の数々」(2019年6月20日 弁護士 鈴木里佳 / 骨董通り法律事務所)
現代アート界の牽引者でありながら、物議をかもし著作権侵害裁判の被告としても超有名という二面性を併せ持つジェフ・クーンズと女優スカーレット・ヨハンソンのセクシーでユーモラスなナレーションの掛け合いが楽しいドキュメンタリーです(^^)
- 女優スカーレット・ヨハンソンがナレーションを務めるジェフ・クーンズのドキュメンタリー(7/1, 2017 fashionpost.jp)
クーンズ作品は「ニューヨークの遊び方」でも数多く取上げられ、りばてぃさんは近年のアート作品は巨大化ブーム? その理由は、ずばり「ソーシャル・メディアで話題になりやすいから」と言っていますが、私も同感です。巨大アートはキッチュを呈する重大要素だと思います(^^)
- NYに高さ12mの巨大うさぎのパブリックアート登場中、”Intrude” by Amanda Parer(4/25, 2016 NYの遊び方)
- カテゴリ:アート&デザイン( 653 )(NYの遊び方)