2005年6月12日、スタンフォード大学卒業式での「伝説の式辞」です。有名なスティーブ・ジョブズの「Connecting the dots(点と点をつなぐ)」から始まります。この歴史的なスピーチから20年という節目(2025年)に、Steve Jobs Archiveはリマスターした動画や、当時の関係者とのインタビューをオンライン公開しました。Steve Jobs Archiveは、ジョブズの妻ローレン・パウエル・ジョブズが創設したプロジェクトです。Wiredが特集記事を掲載しました。
- Stay hungry, stay foolish, Marking the 20th anniversary of Steve’s Stanford address(Steve Jobs Archive)
- スティーブ・ジョブズのあの卒業式スピーチはこうして伝説となった|The Big Story(8/12, 2025 Wired.jp)

2005年6月初旬、スティーブ・ジョブズは友人のマイケル・ホーリーにメールでスピーチ原稿を送ったそうです。その数日後に、スタンフォード大学の卒業生に向けて演説することになっていたのです。ジョブズはメールにこう書いています。「面目ないんだけど、この手のスピーチは得意じゃないんだ。初めてだしね。送ってみるけど、どうか吐かないでくれ」。
Steve Jobs Archiveでは、リード大学の入学許可通知書や、ジョブズのスピーチ原稿のなかの単語が並んだビンゴカード──この日卒業生に配られた──といった雑多な品々も閲覧できます。ビンゴカードに、「Failure(失敗)」「biopsy(生体組織検査)」「death(死)」といった単語はありませんが、スピーチの内容を組み立てているジョブズの脳裏には明らかにこの言葉があったに違いありません(ジョブズのスピーチに触れる機会がなかった人には、ぜひこの演説動画を観て、感動を味わってからWired記事を読み続けることを薦めています)。
- 「ハングリーであれ。愚か者であれ」 ジョブズ氏スピーチ全訳/米スタンフォード大卒業式(2005年6月)にて(10/19, 2011 日本経済新聞)
- Steve Jobs(En.Wikipedia)

スティーブ・ジョブズの「伝説の式辞」、どう思うかは千差万別ですが「シリコンバレー」や「ブロードウェイ」「ウォールストリート」など、多くの分野で「クリエイティブ」や「夢」が実働しているのは確かです。
何回聞いても素晴らしいスピーチです。日本の経済成長を停滞させているのは?足りないものは?何なのでしょうか。
On June 12, 2005, Steve stood before Stanford’s graduating class and delivered what would become one of the most influential commencement speeches in history. No one, certainly not Steve, imagined that his words would still resonate two decades later. By speaking to some fundamental human truths—love, death, fear, authenticity, hope—he delivered a speech as timeless as it is profound.
- Steve Jobs – 2005 Stanford Commencement Address (Enhanced to HD/1080p)(Steve Jobs Archive)