ダン・アリエリー(Dan Ariely)さんはデューク大学教授、行動経済学研究の第一人者です。1967年米国生まれのイスラエル育ち。18歳のとき全身の70%に火傷を負う事故にあい、3年間を病院で過ごします。入院中の様々な体験が、行動経済学を専攻するきっかけになったといいます。
ダン・アリエリー教授には、ベストセラー「予想どおりに不合理」などの著作や、数多くの TED Talksがあります。
動画はアムステルダムでの講演「仕事する意義」です。
いくつかの実験を通して、人は何に喜びを見出すのか? 人は何を気にかけるのか? そして、やる気を削ぐのは何か?を説明しています。
また、「やる気にさせるのは何か? 方程式のもう一方の項は何か? これに関するヒントはIKEAが教えてくれました。
米国でケーキの素が売り出された時、主婦に受け入れられませんでした。」との事例を紹介しています。
マフィンやパン用のものは売れていましたが、ケーキの素は売れませんでした・・・なぜ?
・・・工業化の時代にはマルクスよりスミスの方が正しかったと思います。とても大きな効率の向上が得られます。
しかし現在のような知識労働の時代にはどうでしょう?
面白い実験と事例、示唆に富む講演になっています(^^)YouTube動画の和訳は、ソフトウェア開発に関する文章の翻訳をされている青木 靖(Yasushi Aoki)さんです。
- ダン・アリエリー(Dan Ariely)(Amazon)
- お金と感情と意思決定の白熱教室~楽しい行動経済学の世界~(NHK)
- やる気の科学(TED)Dan Pink: The puzzle of motivation(Nobuyuki Kokai)