世界遺産に登録されている「タリン歴史地区」のある美しい街タリン(Tallinn)。このエストニアの首都には現在、次々と高層ビルが建てられています。
人口約134万人の小国エストニアが、情報技術(IT)で欧州での存在感を増しています。
同国は「eストニア(e-Estonia)」と呼ばれるほどネット環境が整備されています。
街角に無料の無線LANポイントが設置され、駐車違反の罰金の支払いから選挙の投票まで、ネットを通じて行われるのが一般的になってきています。
また、インターネット・セキュリティは、現在ヨーロッパでもトップレベルです。政府の積極姿勢がIT技術者や企業を引きつけ、ネット電話サービス「スカイプ」などの開発拠点ともなっています。
首都タリンには今年3月、欧州連合(EU)のIT関連組織の本部が置かれ、「バルト海のシリコンバレー」としての地位を築いています。
エストニア政府の閣議は、各大臣の前に置かれたノートバソコンで進められ、紙は一切使われないとのことです。2012世界競争力ランキングでは31位(日本は27位)です。
- グルジアとサイバー攻撃の話(11/15 Fumi Yamazaki)
- ICTを国家戦略に活用するバルト海の小国・エストニア(2008/10/28 マイナビ)
- City of Tallinn(Website)
- 3D Tallinn(Website) パノラマ写真観光案内、Secondlife(CG)