イギリスの覆面アーティスト、バンクシーがパレスチナ暫定自治区ベツレヘムに突如、ホテルを開業しました。
ホテルの客室からは、うねるように連なるコンクリートの壁や、イスラエル軍の監視塔が一望できることから「世界最悪の眺め」をうたって注目されています。
ホテルにはバンクシーの作品で飾られていて、客室の一つには、イスラエル兵とパレスチナ人が「まくら投げ」をしている壁画が描かれているほか、催涙弾のガスに口元を押さえる人物の胸像なども置かれています。
バンクシーは、これまで「壁」を題材にして数多くの風刺画を描いています。イギリスのテレビ局チャンネル4は「最近、壁がアツいでしょう。でも、私はトランプが流行らせる前から注目してたんだ」という本人の発言を伝えています(^^)
ホテルのウィサム・サルサー支配人によると、客室は20日から利用可能。1泊30ドル(約3400円)からとなっているようです。予約は3月11日から、ショップの名前が Wall*Mart です。
「世界最悪の眺め」ですが、客室や作品は素晴らしいですよ(^^) ホテル(The Walled Off Hotel)の内部やバンクシーの作品は公式サイトでご覧ください。
- The Walled Off Hotel(banksy.co.uk / 公式サイト)
- 動画:バンクシーが「世界最悪の眺め」のホテル開業 パレスチナ自治区(AFPBB News)