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ヒラリー(Hillary)のアメリカ大統領への道(2016年11月)

2016年大統領選挙から一夜明けた11月9日、民主党候補のヒラリー・クリントン氏(69歳)は敗北を認め、次期45代米大統領に就任する共和党のドナルド・トランプ氏に協力していく意向を表明しました。

クリントン氏は時折涙をこらえながら「私はドナルド・トランプ氏に祝意を伝え、私たちの国のために彼と協力すると申し出た」「私は彼が全ての米国民にとって成功を収める大統領となることを願っている」と表明しました。

Hillary Clinton's Full Concession Speech | NBC News
Hillary Clinton’s Full Concession Speech | NBC News

自身も落胆しているとしつつも、「われわれの選挙運動は、個人や一回限りの選挙のためではなく、有望で、包括的かつ寛大な米国を築き上げることが目的だったことを心に止めておいて欲しい」と強調しました。

静かに語る感動的なスピーチでした。

ヒラリーは早くから政治に興味を持ち、若き共和党員として活動。1965年にマサチューセッツ州の名門女子大であるウェルズリー大学に入学、1年生の時、学内青年共和党の党首に選ばれますが、ベトナム戦争や公民権に関する共和党の政策に疑問を持ち始めます。同大学初の卒業生総代として行ったスピーチが賞賛から非難までさまざまな反響を呼んでいます(Wikipediaから)

1969年、ヒラリーはイェール・ロー・スクールに進み、そこでビル・クリントンに出会います。1993年から8年間は最強のファーストレディー、2000年上院議員、2008年大統領予備選に破れ国務長官、そして2016年初の女性民主党大統領候補となりました。

ガラスの天井(glass ceiling)とは、資質又は成果にかかわらずマイノリティ及び女性の組織内での昇進を妨げる「見えないが打ち破れない障壁」を言います。今回も残念ながら硬い「ガラスの天井」は破れませんでしたが、ヒラリー(Hillary)のアメリカ大統領への長い道のりは、世界中の人々や少女の心を元気づけ、夢や希望に勇気を与え、米国のみならず世界史に刻まれたように思います。



Scripture tells us: Let us not grow weary in doing good, for in due season, we shall reap, if we do not lose heart.

ヒラリー・クリントンの人権(LGBT)の演説と北京の演説


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