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ブルーオリジン(Blue Origin)の宇宙船、商業飛行目指す

Blue Origin's reusable New Shepard rocket successfully landed after a test launch on Monday / Blue Origin
Blue Origin’s reusable New Shepard rocket successfully landed after a test launch on Monday / Blue Origin

11月23日、米Amazon創業者のジェフ・ベゾス氏が設立した航空宇宙企業ブルーオリジン(Blue Origin)は、開発中の有人宇宙船ニューシェパードの2回目の打ち上げを実施しました。

宇宙船の機体はカーマンライン(海抜高度100 km/62.1 miles)を超え、宇宙空間とみなされる高度100.5kmに到達、さらに今回はクルーカプセルの回収に加え、打ち上げ機の垂直離着陸も達成しました。

2015年4月29日にニューシェパードの初打ち上げが実施され、機体は高度93.5km、最大速度マッハ3に到達、クルーカプセルの分離ならびに回収に成功。しかしこの打ち上げでは、打ち上げ機の回収には失敗していました。

ベゾス氏は、今回の試験の成功は再使用型ロケット開発にとり重要な一歩との見方を示し、再使用型ロケットによる打ち上げ費用の削減が宇宙事業を根底から覆す可能性があると指摘。「宇宙飛行にかかる費用の削減は宇宙事業に変革をもたらす」として、不可能を可能に変えることになるとの見方を示しました。

今回の成功でブルーオリジンは、6人乗りのニューシェパードによる有人輸送開始の実現に向けて、今後約2年間をかけ飛行試験を実施し、用意が整った段階で商業飛行に踏み出す計画を明らかにしました。


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