ブラックパンサー(Black Panther)は、マーベル・スタジオが製作し、ディズニーが配給する米国のスーパーヒーロー映画です。「マーベル・コミック」の「ブラックパンサー」の実写映画化作品ですが、さまざまな話題も多い作品になっています。
先ず、マーベル初の黒人スーパーヒーロー単独作品で、監督のライアン・クーグラーはじめ、出演するチャドウィック・ボーズマン、マイケル・B・ジョーダン、ルピタ・ニョンゴ、アンジェラ・バセットほか、ほぼ全員が黒人です。
ローリング・ストーン誌は「長年、多様性は認められてこなかったが、その状況を変えるもの」などと評しています。
「ディズニーのフランチャイズとそのファンを倒せ」という団体が、大手批評サイトのロッテントマト(Rotten Tomatoes)で、「ブラックパンサー」を酷評しよう運動をFacebook上で開始。同団体は、ディズニーが批評家を操ってDCコミック映画についての悪いレビューを書かせていると主張し、その報復として観客レビューを酷評ばかりにしようと呼びかけていたものです。
ロッテントマトは「ヘイトスピーチを許容することはできないとして、彼らのコメントは迅速に削除します」と声明を発表。Facebookも同団体のページを削除して「われわれはヘイトスピーチといじめに反対で、どちらもわれわれのプラットフォームで行うことを許すことはできません」とコメントを出しました。
映画批評を単純化・数値化することへの疑問を投げかける映画人も少なくなく、マーティン・スコセッシ監督が「真剣なフィルムメイカーにとって、こうしたサイトは敵意に満ちている。ロッテントマト(腐ったトマト)という名前からして屈辱的だ」と語ったこともあります。
新ヒーローは若き国王ティ・チャラ、またの名を漆黒のヒーロー「ブラックパンサー」。2つの顔を持つ彼の使命は、祖国である超文明国家ワカンダの秘密「世界を破壊するパワーを秘めた鉱石ヴィブラニウム」を守ることです。ミステリアスな新ヒーローが躍動する、ハイスピード・アクション・エンターテイメントになっているそうです。前評判から興行収入も注目されています。
- 映画「ブラックパンサー」(公式サイト) 2月16日全米、3月1日日本公開
- Black Panther (2018)(IMDb) Rating: 6.7
- BLACK PANTHER (2018) TOMATOMETER 98% ロッテントマト
- Marvel Studios’ Black Panther(YouTube) 10本の動画
- 酷評呼び掛け…アンチ『ブラック・パンサー』団体のページ削除される(2/5 シネマトゥディ)
- 「ブラックパンサー」の映画関連情報(シネマトゥディ))