エヴォリューション・タワー(Evolution Tower)は、ロシアのモスクワ中心部にある都市再開発プロジェクトである通称モスクワ・シティ(Moscow International Business Center: MIBC)にある超高層ビルです。55階建のオフィスビルの高さは246メートル、総面積は169,000平方メートルです。未来的なDNA二重らせん構造のような形で有名なこの建物は、英国の建築家トニー・ケトル(Tony Kettle)がエジンバラ大学のカレン・フォーブス教授(Prof Karen Forbes)と共同で設計したものです。
このエヴォリューション・タワーが完成するまで、超高層ビルや特徴的な建造物でモスクワの名前が挙がることは一度もありませんでした。いまではモスクワの空を彩るランドマークとなっています。
2本のリボンが互いに結び合っている姿のようにも見えるタワーは、各階で3度ずつねじれていくため、全体で150度以上のらせん形状となります。この構造設計により、センターコアと15メートル間隔で配置された8本の柱自体はタワー最上部まで垂直に伸ばすことができます。
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らせん形状の超高層ビルは、2016年の買収で世界最大の国営石油パイプライン会社トランスネフチ(Transneft)の本社となました。美しいエヴォリューション・タワーのメディア・ファサード(Media Facades)プロジェクトを担当したのがイタリアの建築照明の iGuzzini illuminazioneです。
美しい「らせん形状」シルエットを活かし、建物の高さやモスクワの気温(+40から-40度)、さらにメンテナンス運用などを考慮して、プログラム可能なRGB発色LEDスポット照明を、ビル内部のフレーム部に配置しています。
エヴォリューション・タワーの強調された「らせん状曲線シルエット」や、ビル上部の会社ロゴ表示と各階のデザインスポット照明がマッチして美しいですね(^^)
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