カナダの写真家クリス・フォーシス(Chris M Forsyth)さんは、モントリオールの地下鉄の美しい写真を撮影するプロジェクト(#mtlmetroproject)を実行中です。
北米で3番目に混雑する地下鉄システムは1966年に開業しました。開業当初の26駅から4路線68駅にまで増えた駅は、それぞれ独特の外観と雰囲気をもっています。
ジャン・ポール・ムソー、マルセル・フェロン、ジャーメイン・バーゲロンらのような芸術家たちが、彫刻やステンドグラス、壁画をつくり、乗換駅をギャラリーに変えました。
- モントリオール地下鉄(Wikipedia)
写真家フォーシスさんは、モントリオールの地下鉄に乗るときいつも自分の時間をもち、たくさんの写真を撮っているそうです。
頭のなかで構図を描くとすぐに、フォーシスはキヤノン70Dを三脚に取り付け、誰もいなくなるまで待ち、それから長時間露光で写真を撮るそうです。
彼の構造物デザインと色彩コントラストを切り取る写真は、地下鉄の入り組んだ建築上のディテールを浮き彫りにしています。設置された芸術的な彫刻やステンドグラスではなく、地下鉄駅という慌ただしい空間に隠れた構図やコントラストの「美しさ」を引き出すプロジェクトはアート的だと思います。
- Chris M Forsyth(Website)
- chrismforsyth(Instagram)インスタ向きの写真だと思います(^^)
- Metro Project(Flickr)
- カナダの地下鉄駅には、独特な美しさがある。そして、それを理解する人たちがいる(Wired.jp)