3月20日は、国連が定めた国際幸福デー(The International Day of Happiness)で、ハピネスデーや幸福の日としても知られます。2012年6月28日に国連顧問のジェイム・イリエンさんが提唱し、国連総会で193ヶ国の加盟国が満場一致で採択しています。2020年世界幸福度ランキングは、フィンランドが3年連続でトップを獲得しています。日本の「幸福度ランキング」では、初回の2012年が40位でしたが、2019年は58位となり、年々順位を落として来ました。2020年は4ランク降下して、ついに62位まで低下しています。
- World Happiness Report 2020(Website)
- フィンランドが3年連続で幸福度ランキング世界一位を獲得(Visit Finland:フィンランド政府観光局)
最初の世界幸福度報告以来、4つの異なる国がトップの地位を占めています。2012年、2013年、2016年のデンマーク、2015年のスイス、2017年のノルウェー、そして2018年、2019年、2020年のフィンランドです。平均スコアの上昇傾向が続く中でフィンランドは1位を維持し、スコアが2位のデンマークを大幅に上回っています。
3位のスイス、4位アイスランド、5位ノルウェー、オランダ、スウェーデン、ニュージーランド、オーストリアで、トップ10の新興国ルクセンブルクがそれに続きます。
- The Top 20 happiest countries(Worldhappiness.report)
この世界幸福度ランキングは、左(棒グラフ)から一人当たりの国内総生産(GDP:暗緑色)、社会的支援(Social Support:緑色)、健康寿命(healthy life expectancy:黄緑色)、社会的自由(freedom to make life choices:薄橙色)、寛容さ(Generosity:橙色)、汚職の無さ・頻度(Perceptions of corruption:赤色)、ディストピア(人生評価/主観満足度)+残余値(Dystopia (1.85) + Residual:紫色)を分析して積算しています。
主要国(2019年順位)では、米国は18位(19位)、ドイツ17位(17位)、英国13位(15位)、フランス23位(24位)、イタリア30位(36位)となっています。お隣の韓国は61位(54位)、台湾25位(25位)、ロシア73位(68位)、中国は94位(93位)でした。南スーダンは152位、最下位はアフガニスタン(153位)でした。
- Social Environments for World Happiness(Worldhappiness.report)
日本の「2020幸福度ランキング」は過去最低の62位まで順位を落としています。もちろん先進国で最低です。評価項目では、「GDP」と「健康寿命」を除き、「汚職の無さ」「社会的支援」が低く、特に低評価なのが「社会的自由」と、「寛容さ(他者への寛大さ)」です。さらに日本人は「人生評価/主観満足度」が非常に低い評価点です。
新型コロナウィルス感染拡大がどのように影響するのでしょうか? この2020年のレポートでは、新型コロナウィルスと「幸福度」への影響と関係性についても述べています。
- 2012 – 2020(World Happiness Report)
国のランキングに加えて、世界幸福度レポート2020は初めて、主観的な幸福度によって世界中の都市をランク付けします。世界で最も幸せな都市はフィンランドの首都ヘルシンキです。
- Cities and Happiness: A Global Ranking and Analysis(Worldhappiness.report)
- タグ:幸福度ランキング(サイト内) 関連投稿記事