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世界幸福度ランキング2021(World Happiness Report 2021)日本56位

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3月20日は、国連が定めた国際幸福デー(The International Day of Happiness)で、ハピネスデーや幸福の日としても知られます。2021年の世界幸福度ランキングが発表され、フィンランドが4年連続でトップを獲得しています。2012年に始まり今年で9回目となった報告書では、新型コロナウイルスのパンデミックが注目されましたが、ランキングには影響が少なかったことが示されました。日本は56位(昨年は過去最低の62位)でした。

World Happiness Report 2021 / Website: pdf

トップ10では、1位フィンランド、 2位デンマーク、3位スイス、4位アイスランド、5位オランダ、6位ノルウェー、7位スウェーデン、8位ルクセンブルク、9位ニュージーランド、10位オーストリアとなりました。9位のニュージーランド以外は欧州が占めています。

世界幸福度ランキングは、左(棒グラフ)から一人当たりの国内総生産(GDP:暗緑色)、社会的支援(Social Support:緑色)、健康寿命(healthy life expectancy:黄緑色)、社会的自由(freedom to make life choices:薄橙色)、寛容さ(Generosity:濃橙色)、汚職の無さ・頻度(Perceptions of corruption:赤色)、ディストピア(人生評価/主観満足度)+残余値(Dystopia (2.43) + Residual:紫色)を分析して積算。過去3年の平均値で順位を決めています。

Ranking of Happiness 2018–2020 (Part 1)

主要国(2020年順位)では、米国は19位(18位)、ドイツ13位(17位)、英国17位(13位)、フランス21位(23位)、イタリア28位(30位)となっています。お隣の韓国は62位(61位)、台湾24位(25位)、ロシア76位(73位)、中国は84位(94位)でした。香港は77位(2013年は64位)、最下位はアフガニスタン(149位)でした。

日本は昨年の62位(過去最低)から56位に順位を上げています。ただし先進国では最低順位です。評価項目では、「GDP」と「健康寿命」を除き、「汚職の無さ」「社会的支援」が低く、特に低評価なのが「社会的自由」と、「寛容さ(他者への寛大さ)」です。さらに日本人は「人生評価/主観満足度」が非常に低い評価になっています。

Ranking of Happiness 2018–2020 (Part 2)

4年連続で1位のフィンランドは、新型コロナウイルス感染者数で見ても欧州最少レベルです。報告書をまとめた担当班は「フィンランドは、他者との相互の信頼関係に関する複数の指標でも非常に高い値で、これがパンデミックのさなかにも命と生活を守る一助になった」との見方を示しています。

世界幸福度ランキング2022(World Happiness Report 2022)日本54位


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