中国湖南省張家界市(ちょうかかい-し)で、床の部分がガラスで作られた世界最長の吊り橋が6月12日に竣工し、6月25日に安全テストが行われました。張家界大峡谷のガラス橋は全長430mで、谷底から約300mの高さに設置されています。
同時に800人が乗れる橋は自然豊かな風景の中でひときわ目立った存在ですが、この橋の1番の特徴はガラス張りであることです。
橋の中央部にはガラス素材が続いてはめ込まれており、橋からは谷底が丸見えの状態になっています。
中国では、ガラス張りの遊歩道にひびが入った写真がインターネット上に投稿され、不安を訴える声が上がっていました。
そこで、不安解消のため集まったボランティアや職員が、ハンマーでガラス製パネルをたたくテストを実施しました。
衝撃でパネルにひびが入りますが、数枚重ねられており、床は壊れませんでした。さらに、自動車を通過させてのチェックも行われました。
世界中で何かとガラス張りの超高層ビルや滑り台、展望台などが流行しているようですが、高所恐怖症の人には石が林立する景観を楽しむ余裕は無さそうです(^^) 7月から一般公開されるようです。
湖南省張家界市にある武陵源風景区は、映画「アバター」のロケ地としても知られ、1992年に世界遺産に登録されています。
- 張家界大峡谷ガラス桟道が竣工(6/13 新華社新華網)
- 標高1080m、ガラス張りの空中遊歩道に亀裂 中国(10/7,2015 AFPBB News)