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中国の夢の国産ジェット旅客機「COMAC C919」

11月2日、中国初の国産中距離ジェット旅客機「COMAC C919」の機体が完成し、中国商用飛機有限責任公司(Comac)の上海工場で政府・業界関係者にお披露目されました。

国内の航空機産業を発展させ、欧州航空機大手エアバス(Airbus)と米航空宇宙機器大手ボーイング(Boeing)の寡占状態にある市場でシェア獲得を目指します。

大型客机C919首架总装下线 / COMAC C919, the first airliner made in China (footage) / China News
大型客机C919首架总装下线 / COMAC C919, the first airliner made in China (footage) / China News

形式名の Cは「China」 9は「永久」、19は「190席級」を意味するということです。

C919の機体寸法はエアバスA320とよく似ており、一般的な積み込み装置の使用に対応できます。

翼幅33.6mまたはウィングレット装着時35.4m。積載量は20.4トンの予定で巡航速度はマッハ0.785、最大高度は12,100mの予定です。

2種類の派生機種が予定され、標準型は航続距離が4,075 km、長距離型は航続距離が5,555 kmの予定です。基本形式の座席数は、168席です。

C919には全長3mの翼小骨を含めて3Dプリンタによって製造されたチタン合金製の部品が使用されているそうです。COMACの金壮竜(Jin Zhuanglong)会長によれば、試験飛行は当初予定されていた年内ではなく、2016年になるということです。

近年「ターニングポイントを迎えた中国経済」が言われ、環境問題や不動産の高騰と格差の拡大、株式市場の混乱、経済の減速なども顕在化してきました。中国経済の構造改革を担う高速鉄道網やハイテク電化製品、そして航空機産業などの製造業、中国は持続可能な経済成長に移行できるのか注目です。

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