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中国流民主主義の民主主義指数は「独裁政治体制」

12月4日、中国政府は記者会見を開き「中国の民主」と題する白書を公表しました。米国のバイデン政権が12月9日から10日にかけて、友好国などを招いて「民主主義サミット」を開くのを前に、独自の主張でこれに対抗するねらいがあるとみられます。

白書では、「中国の近代化では、西洋の民主主義モデルをそのまま模倣するのではなく中国式民主主義を創造した」としたうえで、中国は独自に質の高い民主主義を実践してきたと主張しています。そのうえで「民主主義は多様なものであり、国によって形態が異なるのは必然だ」として「国が民主的かどうかは、その国の国民が判断することで、外部が口を挟むことではない」などと主張しています。

  • 中国「質の高い民主主義を実践」主張 米バイデン政権に対抗か(12/4 NHK News)


民主主義指数(Democracy Index)は、英国のエコノミスト誌傘下の研究所エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(Economist Intelligence Unit: EIU)が世界167ヶ国を対象に毎年発表している、各国の政治の民主主義のレベルを5つの部門から評価した指数です。

エコノミスト・インテリジェンス・ユニットによる2020年版民主主義指数の地図 / Wikipedia

民主主義サミット(The Summit for Democracy)は、2021年12月9日から10日にかけて「国内の民主主義を刷新し、海外の独裁国家に立ち向かうため」に米国が主催する仮想サミットです。テーマは、「権威主義からの防衛」「汚職への対処と戦い」「人権尊重の推進」の3つです。110の国、地域がオンラインで参加します。

  民主主義サミットの参加国・地域
民主主義サミット参加国・地域 / Wikipedia

自由度の指数は様々な非政府組織から発表されており、国、地域をランキングしています。それぞれ、政治、経済、報道、人権などの様々な観点から指数を算出しています。

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