5月4日、ピューリッツァー賞選考委員会(Pulitzer Prize Board 2025-2026)は、2026年のピューリッツァー賞受賞者を発表しました。速報写真部門では、ガザ地区がイスラエルとの戦争によって被った、荒廃と飢餓を描いた心に深く響く写真シリーズが、調査報道はトランプ大統領が権力に伴う金儲けの機会を悪用して、家族や支持者を富ませてきたかを暴露したニューヨーク・タイムズが受賞。国際報道部門は、シリコンバレーで開発され、中国で発展した最先端の大規模監視ツール。米国境警備隊が秘密裏に採用などを調査したAP通信が受賞しています。
- The 2026 Pulitzer Prize Announcement(5/4 The Pulitzer Prizes)
- 2026 Pulitzer Prizes(The Pulitzer Prizes) 各部門の受賞者一覧

速報写真部門で受賞したフォトジャーナリストのサヘル・アルゴラ(Saher Alghorra)氏は、「一番ショックだったのは、撮影前にヤザン君を安心させようと遊んであげようとしたのに、まるで魂のない生き物のように、極めて弱々しく、私のどんな試みにも反応しなかったことです。目は虚ろで、ほとんど開けることもできませんでした。この写真を撮ることは、私にとって本当に辛いことでした」と語っています。
- Saher Alghorra, contributor, The New York Times(The Pulitzer Prizes)13枚のスライドショーがあります。/li>

調査報道では、トランプ米大統領がいかに利益相反に関する制約を打ち破り、権力に伴う金儲けの機会を悪用して、家族や支持者を富ませてきたかを暴露しています。綿密な取材に基づく一連(7本)の特集記事が評価されました。
- Staff of The New York Times(The Pulitzer Prizes)7本の記事
- Dake Kang, Garance Burke, Byron Tau, Aniruddha Ghosal and Yael Grauer, contributor, of Associated Press(The Pulitzer Prizes)7本の記事
AP通信の調査によると、米国政府は米国企業が監視に用いられる技術を中国に販売することを許可し、さらには支援さえしていたと指摘します。
シリコンバレーで開発され、中国で発展し、世界中に広まった最先端の大規模監視ツールに関する驚くべき世界規模の調査です。AI監視ツールは、中国の新疆ウイグル自治区や、ネパールのチベット難民の監視に使用されています。さらにはイスラエルがガザ地区で目標の選別に使用、また、監視選別技術は国境警備隊によって秘密裏に新たな用途のために米国に戻ってきています。
- Silicon Valley enabled brutal mass detention and surveillance in China, internal documents show(September 9, 2025)
- US government allowed and even helped US firms sell tech used for surveillance in China, AP finds(October 30, 2025)
- Border Patrol is monitoring US drivers and detaining those with ‘suspicious’ travel patterns(November 20, 2025)
- As Israel uses US-made AI models in war, concerns arise about tech’s role in who lives and who dies(February 18, 2025)
冒頭挨拶で、賞の運営責任者であるマージョリー・ミラー(Marjorie Miller)氏は、私たちは建設的な議論を支持し、検閲に反対します。残念ながらホワイトハウスと国防総省へのメディアのアクセスが制限されている今、合衆国憲法修正第1条(表現の自由)と独立した報道の重要性を改めて強調しました。