人間が感じ取れる光は全体の10兆分の1たらず。我々の経験する現実は、生物としての肉体に制約されているのだと神経科学者デイヴィッド・イーグルマン(David Eagleman)は言います。
そして、彼はそれを変えたいと考えています。
人の脳を研究する中から彼は「感覚チョッキ」のような新しいインタフェースを作り出し、身の回りの世界の今まで見えなかった情報を感じ取れるようにしています。
イーグルマン氏は「実のところ脳はどのようなデータを取り込めるのか理論的な限界を私たちは知りません。しかし一般論として、ものすごく柔軟だとは言えます。
人が視覚を失うと、視覚中枢が他のものに引き継がれることになります。触覚や聴覚や言葉によって。
それから分かるのは、皮質は単機能で、単にある種の計算を行うということです。たとえば点字のようなものに目を向けると、指で感じるでこぼこから情報を受け取っているのです。理論的な限界があると信ずべき理由はないと思います」と述べています。
感覚代行だけではなく、人間の脳には限界はない。非常に興味深いですね(^^)
- TED Speaker: David Eagleman(Neuroscientist)
- David Eagleman(Website)
- 人間に新たな感覚を作り出すことは可能か?(David Eagleman / 青木靖 訳)日本語で読む
- 触覚情報伝達機器の設計支援情報(Rev2004.5)(清水 豊)