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危険なコレラ専門治療センターの建て方(国境なき医師団)

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2017年7月に国境なき医師団(MSF)の「コレラ専門治療センターの建て方」を見て感動しました。
コレラ発生! 第1報を受け、国境なき医師団(MSF)スタッフであるあなたに「発生地域にコレラの専門治療センターを設置すること」というミッションがくだりました。現場に到着してから3日(72時間)以内の開設が期待されています。さてどうすれば???(Facebook動画)

コレラ:専門治療センターの建て方【国境なき医師団】 / Facebook

コレラ専門治療センターを設置するためには、先ず敷地を4分割して、3つは患者の「観察」「入院」「回復」のための区画、残る1つを「スタッフ」用にします。4区画を結ぶ通路も分割します。患者と付き添いの通路、スタッフ用、廃棄物搬出用、遺体搬出用です。出入りするときは必ず消毒エリアを通ります。さまざまな薬品、物品などを準備、配置していきます・・・。(動画を参照)

最後には、「以上の環境整備と厳格な手順と遵守が今回に限らず、コレラ流行の際の定石なのです。」と述べています。危険な伝染病(感染症)と闘いながら、わずか72時間で専門治療センターが建てられるようになりました。このように区画整理・ゾーニング(zoning)は、感染対策の基本になっています。

2月18日、神戸大学医学研究科感染症内科の岩田健太郎教授は、新型コロナウイルスの感染者が増える客船「ダイヤモンド・プリンセス」に乗船して見た状況について、ウイルスがまったくない安全区域(グリーンゾーン)とウイルスがいるかもしれない区域(レッドゾーン)を、船内で明確に区別していないと指摘。「感染対策は悲惨な状態」だと批判しました。BBCが取材しました。


感染が拡大する新型コロナウイルス。国境なき医師団(MSF)は、香港で緊急援助チームを立ち上げ、1月末より活動を続けています。長年の経験から「恐怖と間違った情報のまん延を抑えることが今回の最大の課題です。私たちはその解決に努めていきます。」としています。

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