「私たちが今、行動を起こさなければ、今後200年の間に、私たちの氷河がすべて消失する可能性があります」と、作家のアンドリ・S・マグナソン(Andri Snær Magnason)さんは言います。アイスランドで初めて地球温暖化によって消滅したオク氷河の話を通じて、マグナソンさんは、未来の世代が住む地球の状態を良好なものにするため、近しい絆を速やかに未来と結ぶ必要がある理由を語ります。
- アンドリ・S・マグナソン|Countdown 時間と水のながれのこと(TED)
- TED Speaker/TED Attendee: Andri Snær Magnason(Writer, poet)
マグナソンさんは語り始めます。2019年に気候変動によってアイスランドで初めて氷河が消滅したオク(Ok)氷河ですが、もはや「OK」ではありません。今後200年の間に私たちの氷河がすべて同じ運命をたどると見込まれます。この場所にある氷河もいずれなくなります。アイスランドの南岸にあるソゥルヘイマ氷河です。
- Countdown(TED)
マグナソンさんは、「2100年は、遠い未来ではないということです。明日と言ってもいいでしょう。その時を生きる人たちは、2020年など昨日のようだと思うのですから。」と語り、「未来の人々が私たちのことを何が起きていたかを知り、とるべき行動を知っていて、そして正しいことをした世代として、誇りと感謝の目で見てくれることになるよう切に願っています。」と述べています。
- Japanese translation by Noriko Yasumoto. Reviewed by Hiroshi Yasuda.(日本語字幕を読む)
- Andri Magnason(Website)
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