いまから400年前(1613年6月11日)に英国の船が初めて日本に到着しました。2013年は、2カ国間の交流400年記念行事が日英両国で行われています。
そして、ロンドンの大英博物館(British Museum)では、初の春画特別展「春画-日本美術における性とたのしみ」が10月3日から開催されています。
「美術的価値、歴史的価値、社会・文化的背景などの総合的視点から、世界中の研究者の最新成果を結集した初めての春画展」と、大英博物館アジア部のティモシー・クラーク日本セクション長は述べています。
19世紀のフランスを中心とした、ジャポニスム(仏: Japonisme)あるいはジャポニズム(英: Japonism)や、春画がパブロ・ピカソやオーギュスト・ロダン、ロートレックらに与えた影響については、広く知られています。
春画を集めた展示としては、日本国内を含め過去最大規模で、16歳未満の入場は保護者の同伴が必要ということです。
大英博物館がこうした年齢制限を設けるのは初めてで、異例の展示として話題と注目を集めています。
- 大英博物館で日本の春画展 初の年齢制限、話題に(産経ニュース)
- Shunga sex and pleasure in Japanese art(British Museum)
- 遊郭の女性を描く、日本の肉筆屏風(British Museum)11月3日まで開催
過去(2009年11月5日〜2010年2月14日)に、バルセロナのピカソ美術館で「秘められたイメージ:ピカソと春画」企画展が開催され、地中海ブログの cruasanさんが、国際日本文化研究センター:早川聞多さんの「浮世絵-春画の特徴」と題したカンファレンス(YouTube)を聞かれています。
この企画展、ジョルジュ・ブラックとともに、キュビスムの創始者ピカソの、「キュビズム(多視点の技法)の萌芽は春画にあった?」は、面白いですね(^^)