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岸田首相のウクライナ訪問、2国間関係「特別なグローバル・パートナーシップ」に格上げ

3月21日、岸田首相はウクライナを訪問し、ゼレンスキー大統領と首脳会談を行いました。ゼレンスキー大統領は「国際秩序の力強い守護者でウクライナの長年の友人である日本の岸田総理大臣をキーウに迎えたことをうれしく思う」として、ウクライナ訪問を歓迎しました。岸田首相は、共同会見で2国間関係を「特別なグローバル・パートナーシップ」に格上げすることを決定し、ウクライナへ殺傷能力のない装備品などを新たに支援することを表明。また、ゼレンスキー大統領はG7広島サミット2023にオンライン参加する意向を明らかにしました。

ゼレンスキー大統領の出迎えを受ける岸田首相 / 首相官邸(Facebook)

岸田総理大臣は共同記者会見で、「何としてもG7広島サミットまでにウクライナを訪問し、ゼレンスキー大統領と直接話し、日本の揺るぎない連帯を伝えたいと強く願っていた」と述べました。その上で、「ロシアによるウクライナ侵略は 国際秩序の根幹を揺るがす暴挙だ。キーウとブチャを訪問し、惨劇を直接目の当たりにしてこのことを改めて強く感じている」と強調しました。

日本とウクライナの関係を「特別なグローバル・パートナーシップ」に格上げすることを決定。これまでに決定や表明をしている総額71億ドル(約9,400億円)のウクライナへの支援を着実に実施するとした上で、新たに、ウクライナに殺傷能力のない装備品を支援するため、NATO=北大西洋条約機構の基金を通じて3,000万ドル(約40億円)を拠出するほか、エネルギー分野などでの新たな無償支援として4億7,000万ドル(約622億円)を供与すると明らかにしました。

今回のウクライナ訪問は、中国の習近平国家主席がロシアを公式に訪れている中で行われました。エマニュエル駐日米大使はツイッターで、日中首脳の動きを取り上げ、「岸田首相は自由を支持し、習氏は戦争犯罪人を支持している。どちらの首脳がより明るい未来のためのパートナーだろうか」と投稿しています。(3/21 Bloomberg)

Поки Путін улещує китайського лідера, японський – на власні очі бачить злочини РФ на Київщині(プーチンが中国の指導者(習近平)に媚びる一方で、日本の指導者(岸田首相)はキーウ近郊(ブチャ)でロシアの犯罪を自分の目で見ています。) TSNは、ウクライナで最も人気のあるニュース番組の1つです。

ブチャの残虐行為に関与したロシア軍部隊を特定(NYT)


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