災害に見舞われた時、いち早く現場に駆けつけるのは誰か?ロボットである可能性がますます高くなっていきます。ロボット工学者のロビン・マーフィー(Robin Murphy)博士は、研究室(Texas A&M University)で災害現場を飛んだり、トンネルを掘ったり、泳いだり、這ったりするロボットを作っています。
ロボットの開発により「消防士やレスキュー隊員による人命救助活動がより安全なものとなり、さらにコミュニティの復興が最高3年、早まります」と語ります。
マーフィー博士は「初動対応を1日繰り上げるだけで 全体の復興にかかる期間が 1,000日 つまり3年も短縮できます。
その仕組みを見てゆきましょう」と語り始めます。そして「最大の問題はデータつまり情報科学なのです」と述べています。
適切な時間に適切なデータを得て、迅速に専門家に届けて分析することの重要性を語ります。非常に興味深い講演です。
地震や噴火、台風、土砂災害、河川の氾濫など、災害と隣り合わせの日本では、対策は進んでいるようでも、毎回判断の遅さや連絡体制の不備、復興の遅さが指摘されます。未曾有の東日本大震災と原発事故を経験して「情報科学、コンピュータ科学やロボットなど」の重要性を認識したと思うのですが・・・。
- Subtitles and Transcript(日本語字幕を読む)
- TED Speaker: Robin Murphy(Disaster roboticist)
- 対災害ロボティクス・タスクフォースの公式ブログ(roboticstaskforce)
- Department of Computer Science and Engineering(Texas A&M University)