Google Glass の新モデル(折りたたみ式)が、米連邦通信委員会(FCC)に提出した文書から明らかになりました。
画面(投影するプリズム)が長くなり、5GHz帯 WiFi対応など、中身もデザインも一新されています。新モデルは、米国で無線機器の登録と許認可を管轄するFCCにGoogleが報告した「A4R-GG1」モデルです。
一般向け商品のFCC登録では、発売前の情報を漏らさぬため、外観写真などを非公開にすることが認められていますが、A4R-GG1 は外観も中身の写真も、ドラフト版のユーザーマニュアルまで載せています。
新 Google Glass をめぐる噂では、新型は複数のバージョンが並行して開発中であり、まずは現場作業など業務向けに新設計した Enterprise Edition が登場すると囁かれてきました。今回は Enterprise Edition であると考えられます。
FCCで公開されているドキュメントによると、FCC ID「A4R-GG1」は、IEEE 802.11 a/b/g/n/ac、デュアルバンドWi-Fi(5GHz・2.4GHz)、Bluetooth LE対応で、再充電可能な二次電池を内蔵しています。
初代 Google Glassの問題点をクリアすべく、インテルのAtomプロセッサを採用し、処理速度とバッテリー駆動時間を改良、さまざまな業務環境に耐えるよう防水防塵かつタフ仕様になり、オプションで磁石式の外付けバッテリーパックが用意されるようです。
一般向け製品版については、ウェアラブルの技術進歩やデザイン、価格、拡張性など、そしてプライバシー問題などの課題もあり、一年くらい遅れそうです。
- FCC ID A4R-GG1(FCC.gov)
- A4R-GG1 External Photos_Rev(12/28/2015 pdf)FCC のページから閲覧
- A4R-GG1 Internal Photos_Rev(12/28/2015 pdf)FCC のページから閲覧
- 新型 Google Glass の写真初公開。折畳み式&プリズム大型化、防水防塵の業務向け(Engadget日本版)
- Google Glass は、先進的な業務スタイルへ変革(Nobuyuki Kokai)